2020年12月
かもしーと今年一年の振り返りをしました!
一応忘年会でしたが未来の話多めでした(笑)
今年一年間関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました!



僕が手に持っているのは黒川温泉よりレターパックで送ってもらった旅館街の食品残渣を活用した生ごみ堆肥です。
9月に仕込み始めた堆肥は先週より無事に中熟堆肥になりまして、いよいよ完熟堆肥の域に入ったそうです。
ジップロックを開けるとふわっとした新鮮な土の香りがして、野菜づくりを第一に考えた堆肥設計がされているというのが伝わってきます。
このまま微生物たちが順調に発酵を進めてくれたら2021年2月に完成し、農家さんに野菜作りに活用し始めてもらえそうです。
僕たちが進めている公共コンポストプロジェクトでは、サーキュラーエコノミーの観点を取り入れて地域から出てしまう生ごみを、落ち葉やもみがら、竹、米ぬか、赤土、動物の排泄物、骨、貝殻、使用済み天ぷら油などの地域で活用されていない資源と合わせて完熟堆肥を仕込み、資源循環の仕組みづくりを進めています。
出来上がった完熟堆肥は農家さんに使ってもらうことで、生産者さんは農薬や化学肥料に頼らずとも美味しい野菜作りができ、野菜は温泉街の旅館で調理・提供されます。観光業に繋がるコンテンツ作りも進めています。
この完熟堆肥の技術は、地域の悩みの種だった廃材が生産者の方々や旅館にとって「宝」のような完熟堆肥に生まれ変わるものだと僕は感じています。
“Farm to Table”だけでなく、完熟堆肥を通じて”Table to Farm”で地域全体で農家さんを支えることができたら素敵だなと思い、仕組みづくりを進めています。
まずは黒川温泉で一つのモデルができる予定の2月の完熟堆肥完成が待ち遠しいです。
年始からも早速各地を訪れる予定で、2021年も色々な地域で公共コンポストを進めていくことが楽しみです!
話は少し変わるのですが、今月号のFRaUが先ほど届きました。
一冊丸々サーキュラーエコノミーやサスティナブルビジネスでかなり読み応えがあります。(良い意味でもはや女性誌の枠を超えているような..
笑)僕も欧州とオランダのサーキュラーエコノミー関連で協力させていただきました。

利益を上げながらも、ビジネスで本質的にサスティナビリティに取り組んでいく。
海外に習うだけでなく、日本に根ざした独創的な活動が生まれている。
5年前の日本だったら考えられなかったことがたくさん生まれているなと雑誌を読みながら感じています。
大変なこともあるけど、これまでにない社会のポジティヴな動きも生まれている。
僕はこれからも誰もやらなそうだけれどインパクトが大きく、自分がやりがいを感じられる活動をやっていきたいと思っています。
2021年も引き続きよろしくお願いいたします!

コンポストプロジェクト活動詳細:

